最近、Windowsの文字サイズ設定を見直しました。
若い頃は特に問題なかったため、Windowsの表示設定は基本的に100%のまま利用していました。
しかし、年齢のせいか、ノートPCで100%表示の文字を読むのが少しつらくなってきました。
そこで最初に変更したのが、ディスプレイ設定にある「拡大/縮小」です。
まずは「拡大/縮小」を変更
設定場所は以下です。
- Windowsの設定 → システム → ディスプレイ → 拡大縮小とレイアウト → 拡大/縮小
この設定では、テキストだけでなくアイコンやボタン、アプリケーションのUI全体が拡大されます。
私の場合は150%表示に設定して利用していました。
最初は特に不満もなく使えると思ったのですが、マルチディスプレイ環境で少し気になることがありました。
私の環境は次のとおりです。
ノートPC:2160 × 1440
外部ディスプレイ:31.5インチ 4K(3840 × 2160)
一部アプリでウィンドウ全体が表示できない
業務で利用しているアプリケーションの中には、実質的にFullHD(1920 × 1080)程度の表示領域を前提としているものがあります。
通常は31.5インチの4Kディスプレイ上で利用しているため問題ありません。
ところが、そのウィンドウをノートPC側へ移動すると、画面全体が収まらずスクロールバーが表示される場合がありました。
最初はノートPCの解像度不足かと思いましたが、ノートPCの解像度は2160 × 1440のため、単純に解像度が足りないわけではありません。
原因としては、Windowsの「拡大/縮小」によってUI全体が拡大され、アプリケーションが必要とする表示領域が実質的に大きくなっていたためだと考えています。
特に古い業務アプリケーションでは、高DPI環境への対応が十分でないものもあります。
そのようなアプリでは、表示倍率の影響を受けてウィンドウ全体が収まりきらなくなることがあります。
運用でカバー!?
そのため、
このアプリは外部ディスプレイでのみ使用する
ノートPC側へ移動しない
という運用をしていました。
しかし実際には、うっかりノートPC側へ移動してしまうこともあり、そのたびにスクロール操作が必要になるため少し不便でした。
「テキストのサイズ」という別の設定を発見
他に文字サイズを変更する方法はないかと設定画面を見ていたところ、アクセシビリティ機能にテキストサイズの設定があることに気付きました。
設定場所は以下です。
Windowsの設定 → アクセシビリティ → テキストのサイズ
ここではスライダーを使ってテキストのみを拡大できます。
試しにディスプレイの「拡大/縮小」を下げ、その代わりに「テキストのサイズ」を大きくしてみました。
すると、文字の視認性はほぼ維持したまま、問題のアプリケーションを外部ディスプレイからノートPCへ移動してもスクロールバーが表示されなくなりました。
「拡大/縮小」と「テキストのサイズ」の違い
今回試した範囲では、両者の違いは次のように理解しています。
拡大/縮小
テキスト
アイコン
ボタン
アプリケーションのUI全体
を拡大する。
メリットは全体的に見やすくなることですが、その分だけ実際に利用できる作業領域は狭くなる。
テキストのサイズ
テキストのみを拡大する
そのため、アプリケーションのレイアウトや表示領域への影響が比較的小さいように感じます。
まとめ
これまで私は文字を大きくしたい場合、「拡大/縮小」を変更するしかないと思っていました。
しかし実際には「テキストのサイズ」という別の設定もあり、こちらを利用した方が視認性を確保しながら作業領域を維持できるケースがありました。
特に、
- 高解像度のノートPCを利用している
- 一部の業務アプリで画面が収まらない
- 文字は大きくしたいが作業領域は減らしたくない
という環境では、一度「アクセシビリティ → テキストのサイズ」を試してみる価値があると思います。
今回のケースでは、「文字を大きくしたい」という課題に対して、ディスプレイの拡大率ではなくテキストサイズを調整する方が目的に合っていました。