がんばっても1億円くらいの個人投資家があれこれしても、そんなにリターンは変わらないよというような意見をどこかでみたことがあり、確かに投資額が少ないと手間がかかる割には得られるリターンが小さいので、そうだよねと思うこともありますが、いや投資資金が少ないからこそ、ちょっとでもリターンをあげられないだろうかとか?思うこともあります。
そんなところに、なんとなく投資ブログとか個人投資している人のX(旧ツイッター)のポストを見ていると、たまに米国金利が上がっているので債券の利率が上がっているというのを見ます。
長期投資の本では、長期投資におけるリターンの多くは株式がもたらしてくれるのであって、債券はそんなにないよというのも見ます。また、通貨の違いによる金利差は為替レートで吸収されるのであまり意味ないというのもたりします。これもなるほどと思うのですが、ドル建て債券だと金利4~5%というのを見ると、円で持っている一部の資産をドル建て債券にしたいと思い出します。
これまで、債券(ETFや投資信託を除く)は、日本の個人向け国債(主に10年変動)にだけ投資したことがあるだけで、他の債券には投資したことはないです。
ちょっと気になってドル建て債券について眺めてみると、三菱UFJや三井住友銀行のような日本企業もドル建て債券を発行しています。これらの金利も4-5%(税引き前)とかなり魅力的な金利です。
債券は債券価格自体の上昇が株価より低いので、将来のトータルリターンに対する期待値が低いですが、株価の下落よりはマイルドになるハズなので卵は1つのかごに盛るなを実践するなら、ある程度は債券にも投資したいところです。
ただ、個別債権への投資はこの卵は1つのかごに盛るなに反する気もするので、投資するならやはりETFになるのかなというところで、具体的にはTLT, EDV, VCLTあたりかなと。
各ETFあたり100万円くらい投資できるなら3つ分散することもありな気がするのですが、そんなお金はありません。このため、分散して投資するとそれぞれ数株くらいになりそうで、管理に手間がかかるだけになりそうです。管理面倒だなと思うとまたすぐに売ってしまいそうなので、どれか1つに投資しようかなという結論になりそうです。
また、この3つ買付手数料無料ETFではないので、手数料が0.495%かかります。これまた1度に100万円くらい投資できれば、手数料はMAX22ドルくらいなので、投資額に占める手数料の割合が小さくなります。
このように資産が少ないと、手数料が無視できないので、あれこれ考えて分散投資するよりも、素直に全世界株式インデックスと現金の比率を決めて、淡々と投資すればいいのかなというところに戻ってきたりもします。
そう思いながらも、ちょっとでもリターンがあがらないかな?という思いから米国債券ETFに投資してみようと思います。
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