最近、富士通がScanSnapなどを手掛けるPFUをリコーに売却するというニュースがありました。リコーの発表では、PFUの製品として有名なHappy Hacking Keybordなどは大切にしていくと発表されています。
ドキュメントスキャナのScansnapなども、ドキュメントのデジタルフロー化するための製品安価な製品として残るとは個人的には予想しています。ScanSnapの先行きが不安が全くないわけではないですが、すぐに製品がなくなるということはないと思っています。
そんなScanSnapですが、最近ScanSnap iX1600を買いました。(一瞬、ScanSnap本体にFujitsuロゴが入っていたら、しばらくしたら在庫処分で安くなるかな?とは思いましたが・・・)
ScanSnapは、漫画や雑誌をスキャンするのに使っています。漫画はもうほとんど読まないけれど単に捨てるのがもったいなくてデジタルデータ化してました。雑誌は買ってみたものの読んでないけどそろそろ捨てたいなと思ったものなどをスキャンしてました。
どちらもページ数は1冊200ページくらいです。これまで使っていたのはScanSnap S300です。1冊スキャンするのに30分から1時間くらいかかっていました。
このS300ですが、本体の製造年を見たら2009年で、もう10年以上つかっていることになります。本体の消耗品パッドなどを交換したりして使用していましたが、最近では、漫画の表紙などの硬めの紙などがうまく読み込めないことが多くなってきました。
10年近く使ってきたので、そろそろ限界だろうし、最近の円安で本体価格の値上がりする可能性も出てきたので、新しいScanSnapを買うことをようやく決心して買い換えました。
Scansnap iX1600を使ってみた感想
ScanSnap iX1600はWiFi接続もサポートしていますが、まずは、ScanSnap iX1600をUSBケーブルでパソコンに接続するUSB接続で使用してみました。
スキャンはPCにインストールするソフト側からでも実行できるようになっていて、原稿を本体にセットしたらSCANボタンを押すだけの簡単操作でスキャンできます。昔のScanSnapと同じで操作が簡単なのは変わっていませんでした。
一番変わっていたのはスキャン速度で、ものすごく原稿のスキャンが速くなっています。
スペック比較で、最新のiX1600は、A4両面カラーで40/分、10年以上前のS300は、A4両面カラーで8/分で、5倍速くなっています。
おおよそのスキャン速度の数字は、製品発表時の記事や製品紹介記事で見ていて理解はしていました。しかし、実際つかってみて、その速さの差にびっくりしました。
また、1回あたりにセットできる原稿枚数もS300の10枚からiX1600は50枚と5倍になっています。原稿をセットする回数も減るのでトータルのスキャン作業時間も短縮されます。
これまで、漫画や雑誌を1冊スキャンするのにそこそこ時間をかけてスキャンしていましたが、1冊スキャンスキャンするのがすぐ早くなりました。本のページがちゃんと裁断されているか確認に時間は必要ですが、スキャン速度は圧倒的な差がありました。
この速度差は、なんでもっと速く買わなかったんだろうと後悔するレベルでした。