iCloudフォトライブラリを使うと、写真をMacやiPadなどとネットワークに繋がっていれば、自動的に共有されます。とても便利な機能なのですが、残念なことにiCloudドライブの容量を消費します。
iCloud ドライブは5GBまで無料で使えますが、それ以上になるとiCloudドライブの容量を増やすために月額料金を払う必要があります。できる限り無料の範囲で使いたいところです。
使用する容量を削減する方法の1つに、写真、動画のフォーマットを変更する方法があります。
iPhone7/iPhone7 Plus(iOS11)以降の機種では、新しい写真、動画フォーマットである「HEIF」と「HEVC」をサポートしています。
静止画「HEIF」、動画「HEVC」は、従来の静止画「JPEG 」、動画「H.264」に比べて同じぐらいの画質で、データ容量が1/2程度ですむというすぐれモノだそうです。
データ容量が半分になるということは、撮影枚数が同じなら、写真によるiCloudドライブの使用量が減るので、限られたiCloudドライブの容量でも有効活用ができます。
このため、写真は「HEIF」、動画は「HEVC」に設定して、iPhoneを使うことにしました。
iPhoneで「HEIF」、「HEVC」で写真や動画を撮影するには?
- 「設定」-> 「カメラ」->「フォーマット」を選択
- 「高効率」にチェックを入れる
「HEIF」、「HEVC」の注意点とiPhoneの設定
パソコンなどでは、「HEIF」、「HEVC」に対応しておらず表示できない場合があるようです。(特に写真はまだのようです。)
このため、iPhoneからパソコンに写真を転送する場合に、従来の「JPEG」、「H.264」等に変換してくれる機能があります。
iPhoneで次の設定すればこの機能が有効になるようです。
- 「設定」-> 「写真」を選択する
- MACまたはPCに転送で「自動」を選択する
これを設定をしておくと、iPhoneからMACやPCに転送した画像や動画を、MACやPCでも特別なアプリを使わなくても、見ることができるようになるようです。